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スタンフォード大学のスタートアップクラスの動画の要約です。
内容はかなり抜粋していて(50分ほどの動画なので)、個人的に印象に残った部分のみ抜き出して意訳しています。
この講義は スタートアップ後期のアドバイス という題名で、Sam Altman(President of Y Combinator)が担当しています。
細かい内容は良くまとまっているのでスライド(リンク)をご覧ください。
この記事では主にプレゼン後の質疑応答について要約しています。
これから話そうとしている内容(この講義の内容)は、コードを書いたりユーザーと話したりということではなく―(中略)―プロダクト/マーケットフィット(product/market fit)するまでは無視して良い。ほとんどの会社は、(起業してから)12~24ヶ別の間においてこれらのこと(この講義の内容)が重要となってくる。
逆を言えば、プロブレム/ソリューションフィット(problem/solution fit)そしてプロダクト/マーケットフィット(product/market fit)までは、コードを書いたりユーザーと話したりすることが重要だと。
また別の講義でもありましたが、自社のビジネスがそれなりの規模になるまでは他の競合スタートアップを気にする必要もないということです。
質問:
(この講義クラスで)たくさんのスタートアップの成長について話したが、ほとんどのスタートアップは失敗する。上手いこと失敗する方法について何かアドバイスはありますか?
答え:
良い質問だ―(中略)―もし失敗したのなら何よりも先ず投資家に伝えるべきで、次に全部お金を使い果たすべきではない。―(中略)―"上手く行きそうにない"と伝えても(投資家は)誰も驚かないだろう。
質問:
YCombinatorではどれくらいの移民のファウンダーがいますか?
答え:
直近の募集グループでは41%のファウンダーがアメリカ国外で生まれた人間だ。30の異なる国からだ。
質問:
いつにプロのCEO/上級者の人間を雇うことをファウンダーは考え始めるべきですか?
答え:
ファウンダーはいつにプロのCEOを雇うべきだって?―決して雇うべきではない。テック業界で成功している会社をみてみると、創業者によって長い間もしくは永遠に経営されている。
時々、Googleのようにプロの経営者を雇ってみて、グレートカンパニーを作れそうにないと気づくこともある。もし、あたなが長い間CEOをやりたくないと言うのであれば、そもそもスタートアップを起こすべきではないと思う。確証はなく、例外はあると思うけど。
ビジネスがそれなりの規模になったらMBAとか持ってるプロの経営者に任せる...とか考えたくなるものですが、MBAってそもそも大企業をマネジメントするための色が強いですからね...。変革を必要とするスタートアップとは毛並みが違うのかもしれません。