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株式投資の情報収集は情報が多すぎて、情報を集めれば集めるほど意味不明になってきます。仕入れられる情報が多いというのも問題です。
投資家の中には余計な情報は気にせず、アニュアルレポートや有価証券報告書しか読まないという方も多いようです。
この記事は、どんな感じで投資情報を集めたらいいのかという、株式投資の情報収集の方法とコツについて書いています。
金融・投資情報の使い方と注意点
個人のブログは客観的ではない
個人のブログで株式投資の情報収集をする場合、投資情報のサイトやブログはその書いた本人がどんな投資方法をしているかによって情報の内容がかなり変わります。
投資手法によっておすすめの本のレビューもそれぞれ変わりますし、同じ投資手法であっても投資哲学の違いによって投資手法の評価や起業価値の見積もりが変わってきます。
個人のブログは金融・投資情報サイトと違い主観的な意見が多いので、もしあなたが個人のブログとかで金融・投資情報を集める際にはその事を理解したうえで情報を集めるのが良いです。
証券会社のレポートは信用できるか?
かといって、株式投資の情報収集をするのに証券会社や格付け会社が出すレポートが信じられるかといったらそうではありません。
証券会社や格付け会社のレポートを見る際には「この会社はこの情報を出すことによって、どう相場を動かそうとしているか?」という点から見てみるとおもしろいです。
あと、レポートを書いているアナリストも組織に属しているサラリーマンであることも考慮に入れます。。。
彼らも相場で商売していますので、その裏を読む必要があります。
各証券会社や格付け会社のレポートが違っていたりする(時には真逆だったりする)のは、そういった理由もあります。
噂やリーク情報といった類も同様で、その情報が私たちの耳に入ってる頃には既にインサイダーがポジション持って待ってる場合が多いと言われているので、リスクが高い投資になる確率が高いです。
重要なのは事実情報。操作情報ではない。
分かりやすいように極端に、情報には2パターンあると考えてください。
1つめは、事実の情報。
これらは「確実に起こった、誰の主観も入っていない、事実と比較して歪んでいない情報」です。
2つめは、操作された情報。
これらは「確実かどうか分からないし、誰かの主観が入っていて事実と比較して歪んでいる情報」です。
ほとんどの場合、操作された情報は「操作情報を作った人自身の手で都合のいいように歪められています」。有名なのは風説の流布とかですね。
このいわゆる「情報」が事実情報か操作情報かという考えは、非常に重要です。
なぜなら、例えば株式投資をする際には「本来的な価値」と「今現在の価値」の歪みを見つけて、割安もしくは割高だと判断して、買ったり売ったりします。
割安だと思う場合には、
「本来的な価値」 > 「今現在の価値」となりますし、
割高だと思う場合には、
「本来的な価値」 < 「今現在の価値」と考えたということです。
しかし、割高もしくは割安と判断する「情報」自体が歪んでいたら、その判断も歪んでいるということになってしまいます。
ものすごく単純な例でいうと、夫婦喧嘩の仲裁をするのに、その喧嘩の詳細情報を本人たち以外から伝言ゲームのように聞いて、どちらが良い悪いとかを判断するようなものです。いろんな意味で無理です。。。
で、その判断を狂わそうとしているのかしていないのか……証券会社や格付け会社のレポートは各社とも違ったものになっています。これは商売的な理由が大きいと思われます。
なので、金融・投資情報系のサイトで株式投資の情報収集する場合には「事実情報」か「操作情報」かを選別して判断する必要があります。
上記の話はもちろん、過去のボラティリティの変動率に基づいた売買や、テクニカル中心の売買をしている場合には気にしなくてもいいかもしれません。
この事実情報・操作情報という考え方は、投資家のジョージ・ソロスの投資理論である再帰性理論のから学んだことです。けっこう難しい本ですが、おすすめです。
新版 ソロスの錬金術
また、株式投資の投資手法に関しては過去の記事「ヘッジファンドとは?-投資手法とおすすめの本」を参考にしてみてください。
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