スタンフォード大学講義の要約:How to Start a Startup-Lecture 5 by ピーター・ティール

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スタンフォード大学のスタートアップクラスの動画の要約です。
内容はかなり抜粋していて(50分の動画なので)、個人的に印象に残った部分のみ抜き出して意訳しています。

また、この講義の内容の他、色々なPeter Thielの考えが本になって出版されています。内容はけっこうヘビーです。

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

competition is for losers.―競争は負け犬がすることである。

基本的な公式―世界に対して"X"ドルのバリューを創り出して、そのうち"Y"パーセントを得る。
"X"と"Y"は独立な変数で、"X"はかなり大きくなり得るし"Y"はかなり小さくなり得る。

"X"が中間くらいの大きさでも"Y"が大きければ、とても大きな価値のあるビジネスを所有していることになる。

Airlines(航空業界)は検索業界よりも市場規模はとても大きいけれども、(競争のために)利益幅は非常に小さい。
それに対してGoogleは検索業界を独占しているため、航空各社と比べると非常に価値のあるビジネスを所有しているということになる。

市場を独占している企業は市場を独占していないかのように振舞い、競争にさらされている企業は市場を独占しているかのように振舞う。

スタートアップを起業して独占市場を手に入れるためにはどうしたらいいのか?―それは、とても小さな市場を独占することから始めて、それを同心円状に拡げていく方法を見つけることだ。

そのような市場は、ビジネススクールにおいては小さすぎて価値がないと判断されるだろう。

すべてのハッピーな会社はそれぞれ違う。なぜなら、彼らはユニークなことを行っているから。

そして、すべてのハッピーでない会社は似ている。なぜなら、彼らは同じように競争することを避けるのに失敗したから。

質問:(あなたが)アイデアを検討する時に、独占と非独占を分ける方法とかありますか?

答え:私は常に「what is the actual market?(本当の市場やニーズは何か?)」ということにフォーカスしている。

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Kuniyoshi Takemoto is the founder of Amelt.net LLC, and editor of this blog(www.amelt.net).Learn more and follow me on LinkedIn.