This post is also available in: 日本語 (Japanese)
日本において学校では教わらないけれども、社会に出てから必要となる勉強の一つにロジカルシンキングが挙げられます。
もちろん人間は感情を中心に生きていて論理だけでは解決しない場合も多いですが、ロジカルに考えることができればさらにスムーズに物事が進むケースは多々あります。
で、個人的にロジカルシンキングを勉強する上でおすすめの本を本棚からピックアップしましたので(ちょうどロジカルシンキングを教える機会がありまして…)、もしロジカルシンキング系の本を買って勉強しようかなーって思う時には参考にしてみてください。
Contents
ロジカルシンキングを勉強するのにおすすめ本
実戦!問題解決法
実戦!問題解決法-大前 研一, 斎藤 顕一 (著)
元マッキンゼーの大前 研一らが書かれた、ロジカルシンキングについて大まかな理解と応用方法が書かれている本です。内容もかなり簡単で分かりやすく、ロジカルシンキングの全体像を掴んだり、入門したりするのにおすすめの本です。
ロジカルシンキングの勉強会やセミナーなどに参加する場合にも、ある程度ロジカルシンキングの流れを頭に入れておけば理解が進むと思います。
新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術
新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術-齋藤 嘉則
この本も元マッキンゼーの人が書いたものです。
上記の「実戦!問題解決法」よりも深い内容で、ロジカルシンキングにて問題発見→解決策の整理→解決策の実行の流れが大まかに書かれています。
ロジカルシンキングで問題を発見した後、ロジカルシンキングを用いて具体的ににどうやって問題を解決していくか(問題を整理して定義していくか)の流れを勉強するのにおすすめの本です。
問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」
問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」-齋藤 嘉則
上記の「新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術」の続編。
ロジカルシンキングの理解や問題解決が上手く進まない多くの原因は適切な「問題発見」ができていない事が原因らしいです。
当然のことながら「問題解決」しようと思えば、まずは「問題発見」するのが先です。適切な問題発見をすることが、適切な問題解決となります。
問題発見を間違うと問題の定義も間違うことになり、全力で解決する必要のない問題に知恵と労力を注ぐことになってしまいます。そのように考えると、問題発見に特化した本書はかなり貴重でおすすめの本です。
ロジカルシンキングをプレゼンテーションに応用するためのおすすめ本
プロフェッショナル・プレゼンテーション (アクション・ラーニング・シリーズ)
プロフェッショナル・プレゼンテーション (アクション・ラーニング・シリーズ)
ロジカルシンキングで問題を定義した後に、どのような流れでプレゼンテーションにまで落とし込むのかがよく分かる本です。
この本単体だけでも、ロジカルシンキングを用いた「アイデア~構想~プレゼンテーション」への落とし込みの流れが良く分かる、ロジカルシンキングの入門としてもおすすめです。
基礎からロジカルシンキングを勉強するためのおすすめ本
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則-バーバラ ミント
ロジカルシンキングでは鉄板系の本です。もうロジカルシンキングを基礎からみっちり勉強するのには一番おすすめの本です。
著者は元マッキンゼーの人で、文章作成するためのピラミッド原則の方法を作られた方です。目次は、書く技術・考える技術・問題解決の技術・表現の技術に分かれています。
本書の内容ははちょっと難しめで、(少なくとも僕には)一回読んで分かるような内容ではありませんでした。しかし、何回も挫折しながら読むうちに、徐々にロジカルシンキングとピラミッド原則に慣れてきて、今ではロジカルシンキングを行う際にはピラミッド原則を中心に考えるクセがつきました。
ロジックツリーやイシューツリーもそうですが、結局はピラミッド構造になっていますので、ロジカルシンキングを知識だけでなく体に覚えさせようとするならば必読だと思います。
考える技術・書く技術 ワークブック
考える技術・書く技術 ワークブック〈上〉
考える技術・書く技術 ワークブック〈下〉もセットであります。「考える技術・書く技術」の本の実践として、練習問題とその解答例が載っている本です。
知識としてロジカルシンキングを知っているのと、実際に応用して文章作成するのとでは大きな壁があります。
「考える技術・書く技術」よりは「考える技術・書く技術 ワークブック」の方が内容は簡単なので、ロジカルシンキングを知識だけでなく実践的に体に覚えこませたい!という方にはおすすめの本です。