Site icon Amelt.net

スタンフォード大学講義の要約:How to Start a Startup-Lecture 7 by Kevin Hale :要約

Amelt

Amelt

This post is also available in: 日本語 (Japanese)

スタンフォード大学のスタートアップクラスの動画の要約です。
内容はかなり抜粋していて(50分ほどの動画なので)、個人的に印象に残った部分のみ抜き出して意訳しています。

この講義は Kevin Hale(partner at Y Combinator,co-founded Wufoo) が担当しています。
「ユーザーに好かれるプロダクトをビルドする方法」という題名の講義で、内容は主にユーザー体験・アフターサポート(今流行のUX/ユーザーエクスペリエンス)についてです。


グロース(成長)というのはかなりシンプルで、2つのコンセプト/変数の相互作用によると考えている―つまり、conversion rate(訪問者数に対する成約率)とchurn rate(既存顧客数に対する解約率)だ。
これら2つの値がどれぐらい速くグロースできるかのだいたいの指標となる。
ほとんどの人々、特にビジネスマンタイプの人はこの相互作用を数字の計算のように捉える。

今日はこれらの事をもっと人間的に説明したいと思う。なぜならば、ユーザーと対話するようなスタートアップにいる時、初期の段階ではかなり親密に対話することになる。
どのようにプロダクトをビルドするかについては(一般的に考えられている内容とは)違う方法があると考えているからだ。

講義の最初の部分です。かなり良い事言ってると思うので、ほとんど要約せずにそのまま訳しました。

スタートアップで教える多くの事の背景にある私の哲学は、10億ドルに達するベストな方法は最初のユーザーを獲得する最初の利益を得るための価値(バリュー)に注目することだ。

(自社のプロダクトに)最初の利益を得るための価値(バリュー)があること。その次に最初のユーザーを獲得することができるということかと思います。そして、満足したユーザーは別のユーザーを連れてくるという流れ。

(自社の)プロダクトを使い慣れている人は、他のたくさんの瞬間(moments)に出会っていて記憶に残ることになる。―(中略)―最初の瞬間についてどのように考えれば良いだろうか?私たちは実は日本からこれに関するコンセプトを受け取った。日本は実は"これは高品質なプロダクトか?"と説明するのに、2つの言葉を使っている。
2つの言葉というのは"当たり前品質"と"魅力的品質"だ。

瞬間(moments)とは、プロダクト利用時の顧客体験の瞬間(moments)のことを指しています。

"当たり前品質"と"魅力的品質"というくだりは、「狩野モデル」のことらしいです。英語を聞いてる最中に日本語が飛び込んでくる時の衝撃はなかなかのものです。