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昔はjavascriptはwebブラウザで動作する言語というような位置づけでしたが、最近はAndroid/iPhoneのアプリやサーバーサイドのプログラミング(node.js)までできるような環境が整ってきました。
本書に書いてあるようにjavascriptは他のプログラミング言語とはちょっと変わった言語で、自由に記述できる反面、バグを生み出しやすいのも特徴です。
仕事でプログラミングしていると、ほとんどの時間はバグ探しと修正に費やされている場合が多いかと思います
本書で良いパーツを学ぶことによって、読みやすくバグの少ない、また再利用しやすいjavascriptのコードが書けるようになってくると思います。
JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス
以下は、本書の中の「付録B 悪いパーツ」の中で述べられている例のうちの一つ「function文とfunction式の比較」です。
このような話が好きな方は楽しんで読む事ができると思いますし、嫌いな方はコードのバグを減らして再利用しやすくする為だと思って...読んでみてはいかがでしょうか。
//function文とfunction式の比較 function foo(){} // function文 var foo = function(){}; //function式
上記の前者function文と後者function式は同じ意味で、著者は後者のfunction式の書き方を推奨しています。
javascriptにおける前者のfunction文は「巻き上げ」が行われていて、関数がどこに置かれているのにも関わらず、それがそのスコープの一番先頭に移動されるから...らしいです。
C言語のように「関数が定義されていません」みたいな警告を受けない代わりに、このルールを知らないと意味が分からないバグに悩まされる事になりかねません。
プログラミング言語の理解は、あいまいな情報を調べて勉強してしまうと余計に意味不明になったりしてしまうものなので、正しくjavascriptのスキルアップしようと思った時にはおすすめの本です。
また、過去の記事「javascript入門+αのためのおすすめサイトと本」も参考にしてみてください。