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実機のAndroid端末を使ってアプリをデバッグしたいのに、デフォルトのAndroidエミューレーターが起動してしまったりする場合の対処法です。
実機でなくGenymotion(androidエミュレーター)を利用したい場合には「Genymotionのandroidエミュレーターを設定する方法」の記事を参考にしてみてください。
Contents
開発者オプションのUSBデバッグをONする
とにもかくにも、Android実機端末を使ってアプリをデバッグするには、Android実機端末の開発者オプションのUSBデバッグをONにします。
※設定>端末情報>ビルド番号を7連続タップ すると「開発者向けオプション」が表示されます。
設定>開発者向けオプション>USBデバッグにチェックを入れます。
Android SDKのパスを通す
デフォルト(Windowsの場合)なら以下のパスを開発しているPCに通します。
c:\android-sdk-windows\tools;c:\android-sdk-windows\platform-tools;
Windows64bitなら以下のようなパスになるかもしれません。
C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk;C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools;
Androidの実機デバイスが認識されているか確認する
PCとAndroid実機端末をUSBで接続し、以下のコマンドを実行します。
「List of devices attached」の表記に続いて、接続されているAndroid実機端末の情報が表示されます。
adb devices -l
上記のコードでリストに表示されない場合、PCにAndroid実機端末が認識されていないので悪戦苦闘する事になります。
Windowsの場合、デバイスマネージャーを起動して、Android実機端末が認識されていない理由を調べたりします。
だいたいは、Android実機端末のメーカーのドライバーがインストールされてなかったり、認識されてなかったりするケースが多いのかなと思います。
デバイスマネージャー>表示>非表示のデバイスの表示
ちなみに、Sumsungの端末の場合には、SumsungのUSBドライバが必要だそうです。
また、管理者権限でAndroid SDK Managerを起動して Extra>Google USB Driver をダウンロードしてみたり、Android端末のvendor-idとproduct-idを調べて android_winusb.inf を修正したりすると認識されるかもしれません。
実機デバッグの実行
例えば、開発環境としてionicを使っている場合は、以下のコードでデバッグを実行します。
もしくはVisual StudioなどのIDEを利用している場合には、Debugの対象をDeviceと指定します。
ionic run Android
Android実機端末の他に、Genymotionなどのエミュレーターが起動している場合(adb devicesで認識されている端末が実機以外にある場合)には、そっちで起動してしまうかもしれません。
adb devicesで認識されている端末がない場合、デフォルトのAndroidエミューレーターが起動するようです。
デバッグの状況をモニターしたい場合
デバッグの状況をモニターしたい場合には、monitor.bat(Android Device Monitor)を使うと便利です。
Windows64bitのデフォルトでは以下のフォルダから起動できます。
C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\tools\monitor.bat