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仕事でセルフマネジメントする方法を知るための本-ドラッカー経営者の条件

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経営者の条件は、自分自身をマネジメントして成果をあげる方法について幅広く書かれている本です。
自分自身をマネジメントすることができなければ、部下や同僚をマネジメントできないという...指摘されると当たり前ですが、なかなかキツイ前書きから始まります。

ドラッカー名著集1 経営者の条件

本書の中ではエグゼクティブ(上級の管理職の事を指す)と書かれていますが、本記事ではマネージャーと読み替えると分かりやすいかもしれません。
「第7章 成果をあげる意思決定とは」にて、コンピューターの登場によって組織の末端の人間までもがエグゼクティブとなり、成果をあげる意思決定を行わなければならないと書かれています。よって、その意味ではエグゼクティブよりも、現代ではマネージャーや管理職と考える方が馴染み深いからです。

個人的に印象に残っているのは「第1章 成果をあげる能力は修得できる」の部分です。
成果を挙げているマネージャーも最初からマネジメントに長けている訳ではなく、努力しない限り、成果を上げ続けることは難しいと説きます。

また、「成果をあげる人間のタイプ」というものは存在せず、気性や能力、仕事の方法や性格は千差万別で、共通点は、「なすべきことを成し遂げる能力をもっていることだけ」だったと。
彼ら自身の能力などを成果に結びつけるための習慣的な力が共通点で、逆に知能や勤勉さがいかに優れていても習慣的な力に欠けるエグゼクティブは成果を挙げることができていなかったと書かれています。

若い時に読んでおけば良かったと思う内容が多いです。

ちなみに、習慣的な力を実行に移したいと思う場合には、コーチングなどを勉強することをおすすめします。
コーチングに関しては過去の記事「コーチングを勉強するのにおすすめの本-アファメーション」を参考にしてみてください。

成果をあげるための第一ステップは時間を管理すること、第二ステップは貢献に焦点を合わせること、第三ステップは強みを生かすこと、第四ステップは最も重要なことから始めること、第五ステップは成果をあげる意思決定をすることと説かれています。

どの章も無駄な文章がほとんど書かれておらず、非常に身になる内容です。
成果をあげる能力は修得できるという事、エグセクティブが成果を挙げる意思決定をするために必要な考えを色々な面から勉強する事ができます。

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